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第50回植樹ツアーの感想 (A.Wさんの寄稿) 
2009.09.10.Thu / 09:33 
わたしがフィリピンのホテルに着いた時、日本との違いをあまり感じなかった。想像では部屋にはヤモリが大量にいると思っていたが普通にきれいなホテルだった。晩御飯もハエというたんぱく質がついていて独特な感じだった。しかしこれは嵐の前の静けさであるとは、あのときの私は知る由も無かった。

二日目の昼に食べた食事所であまりおいしいとは思わなかった。その後、私は自らの体がフィリピンにあることを実感する出来事があった。それは食事が終わり仲間数人と共にトイレに向かった時だった。ドアを開けた時に目に映った今までの人生で見たこともない形状、存在しない便座、いやむしろ便器すら存在しなかった。そこにあったのは謎のくぼみ。私の知っている便器とはあまりに違っていたから一歩を踏み出す事ができなかった。そして時間がゆっくりと流れてゆく中で一人が足を一歩前に出した。

無人島のヒトデ


・・・・・・その時のSirai君の背中は覚悟で満ちていたように見えた。そして一人また一人とトイレとは呼べない世界へ飛び込んでいった。もちろん私もだ。あれを見たおかげでどんな時でも(あのトイレに比べたら・・・)というのを考えればフィリピンのどんなものでも乗り越えることができたのだと実感している。

二日目の夜、それは自然というものをフィリピンで初めて感じたときだった。上を見れば一面の星空、周りに邪魔な照明などほとんどなく空に広がる星がとてもよく見えた。あれを思い出すたびに日本という国はどれだけ汚れているかと考えさせられる。そんな星達のなかでいくつかの流れ星が流れた時は心になにか言葉では表現できないものがあった。

そんな二日目の夜が終わり、三日目に行った無人島は想像いていた無人島よりも遥かにマシだった。いやマシどころではなくそれまでの中で一番良いところだった。美しい景色、透き通るエメラルドグリーンの海、そこに生きている生き物たち、まさに大自然と呼ぶにふさわしいものだった。中でもコウモリが大量にいた洞窟を見たときは自分が自然の中のいると実感した。夜になると二日目同様に満天の星空がそこにはあった。そんな星空の下でみんな眠ることもできずに浜辺に寝転んで空を見ている人、食事をした場所で雑談をする人々、布団に横になりながら談笑する大人たち、それぞれが楽しく過ごした夜だった。

四日目の朝、食事が終わり小一時間くらいして遠くから謎の集団が海から這い上がってきた。その中には先生までいて、聞いてみると他のやつに入れと言われて入ったらしい・・・その時の先生はとても教師には見えない少年の様な顔をしていた。出発まで少ししかないのに海に飛び込むとは元気なやつらだ。そんなこんなで名残惜しいが無人島を離れ昼食を食べてからマングローブに植樹に行った。小さな村の近くにそれなりの数のマングローブを植えたが、マングローブの苗を牛が運んでいるのを見た時は江戸時代!?なんてことを考えながら植樹を続けた。

これもヒトデ


その日に泊まったホテルはフィリピン植樹ツアーの中で一番良いところだったけど無人島の方が良かったというやつが私を含め数人いたあたり無人島かこのホテルが一番人気だった。
しかし私も無人島が一番だと言ったがシャワーが暖かくて錆のにおいがしなかったときは正直涙が流れた。その日の夜は男子全員が上半身裸になるという事件があったがこれはまた別のお話。

その後みんなで夜遅くまで談笑した。そんなこんなで夜が明け美味い朝食を食べてから全員で今までに植えたマングローブがどうなったのか見に行った。船が二艘あり一つは屋根ありでもう一つは屋根なしだった。当然野郎は全員で屋根なしだったが定員オーバーのため数人が屋根ありに乗った。ちなみに私は屋根なしだ。そして南国の空気を肌で感じながらマングローブ林を見に行ったが途中から紫外線が辛くて意識がとんだ。まぁほとんどのやつらもそうなっていたからしょうがないなとか思っていた。

そしてホテルに戻り昼食を食べたのだがソフトドリンクでココナッツジュースを選んだのは失敗だった。まさか本当に木からとってくるとは・・・さらに味はクセが強く、量がたくさんあり頼んだことを後悔した。その後ホテルを離れ初日に泊まったホテルに向かったのだが移動時間が五時間でみんなバスの中で寝ていた。もちろん私も合計三時間以上寝た。途中トイレ休憩のとき寄った場所で変なオッサンに食い物買わないかと聞かれたが腹を壊すと困るので断った・・・あの時食べればよかったと後悔している自分がいる。

水牛が苗を運ぶ


そして夕食を食べるところでテンションが変になっていたのだろうマウンテンドゥユーとかいう飲み物を先生含めた四、五人で一リットル近くのペットボトルを八本あけてしまった。そして初日のホテルに帰り寝た。次の日の朝っぱらからのマングローブ植樹は正直かなりしんどかった。・・・理由の大半は泥投げ大会が原因。

それも終わりその日は記憶から飛び去っている。確かエコバックの工場に言った後フィリピンの高校生と交流、イカオアコの本部に行ってデパートで買い物した後に夕食のバイキングで向こうの方と楽しく談笑したが二日間の記憶がごっちゃになってしまっているのは問題だな。

そんなこんなで最終日、飛行場で現地スタッフと別れ飛行機に乗り、マニラの国際空港で乗り換え日本に帰ってきた。帰ってきてから仲間と共にセントレアで食事をしたが注文したものを待っている間に冷たい水にみんなで感動していた。その後にやってきたうどんやご飯も美味くて日本はなんて恵まれた国だと実感した。美味い料理を食べているときにみんなの母より「沖縄とフィリピンどちらが良い?」と聞かれ全員がどっちも良いという結論を出した。そのくらいフィリピンは楽しい場所だった。

そういえば日本に着いてすぐにトイレに行ったがトイレがホテルのように美しく見えた。
仲間の一人が「俺ここで寝ろと言われたら寝られる!」と言っていたがみんなもそれに同感した。このフィリピン植樹ツアーというのは私自身の[普通]というものを破壊した。
けど破壊されたということは新しく何かを知ったのだと思う。世界には便座が無いトイレがある、食べ物にハエが群がっているのが普通の国がある、そんな中でも笑顔を絶やさずに優しくしてくれる人たちがいる。

フィリピン植樹ツアーのおかげで世界のことを少しだけ知ることができました。
本当にフィリピンマングローブ植樹ツアーに参加できて日本では体験できないことを体験することができて本当に良かったです。

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