僕らは後藤先生のもと、一週間フィリピンに植樹ツアーに行きました。フィリピンに行くのはやはりかなりの時間がかかり、初日は移動だけで終わりました。やっぱりフィリピンは遠いと改めて実感しました。僕らが植樹したのはネグロス島で、3日間マングローブを植えました。まず、フィリピンに行ってみて思った事は3つあります。
1つ目は、日本と比べて、不衛生だった事です。道端にはゴミが落ちていたり、食べ物の周りには蝿が飛びまわっていて、正直、あまり食欲が湧かなかったです。特に、魚市場のとき、蝿が多くてとても気持ち悪かったです。魚市場では、目の前で生きている豚を解体していました。その時も蝿がたくさんいました。血がとても気持ち悪かったです。ですが、怖いもの見たさでついつい見てしまいました。
日本では見る機会の少ない物がみれる、と言う事ができて良かったと思いました。不衛生によりあまり食欲が湧かないと言いましたが、食べ物はとても美味しく、鶏肉は特に美味しかったし、また、普段あまり食べなかった魚料理もたくさん食べました。

2つ目は、交通です。事前学習で一応は知っていましたが、荷台自転車がとても凄かったです。これでもか、ってほど人が乗っていました。バスも同じようにたくさん人が乗っていました。僕らはイカオ・アコのバスに乗っていましたが、バスの中から見るたび危なっかしくて仕方がなかったです。また、フィリピンでは、車の追い越しが可能で、それにも驚きました。
3つ目は現地のスタッフの皆さんがとても優しかった事です。5日目、僕は腹を壊して戻っていたとき、現地の人や、ツアーを主催しているイカオ・アコの現地スタッフのレオさんが、心配してくれるなど、現地の人の優しさをとても感じました。
マングローブは3日間植えましたが1日目はとても深い場所で植えました。膝上まで浸かるほどで、2日目や3日目とは違い苗がとても長く、しかし水に苗が浸かって水面より下に植えました。2日目、3日目は、干潮の時に、地面を木の棒で掘って、根っこに付いている土ごと植えるというやり方でマングローブを植えました。海に植えるので、たまにサンゴ礁の死骸を踏んだり、貝殻を踏んだりして、足がとても痛かったです。

マングローブを植樹するということは、地球温暖化の進行を少しでも食い止める事が出来ると思うし、またマングローブの近くで育つ蟹を養殖して売ることで現地の人の生活を少しは潤うと思う。先進国の日本に住んでいる僕らは、発展途上国に対して何か困っていたら協力するべきだと思うし、アジアの国々には食糧の面でいろいろ世話になっているし、先進諸国は発展途上国の環境を荒らしていた事もあり、僕らはその埋め合わせをしなければいけないと僕は思います。
今回のツアーでは、とても驚かされ、また興味をかなり持ちましたし、たぶん、僕の人生や考え方を少しですが、変えたと思いました。本当にツアーに参加した人や現地の人には迷惑かけてばかりですまないと思っているしとても感謝しています。ありがとう。
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