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「できることから」(弁論大会3位 桜丘高校S子) 
2007.10.12.Fri / 15:49 
「人生変わるらしいよ」
その一言で参加を決め、自分を変えてみたい、何か新しいことにチャレンジしたい、そしてたくさんの人に出会いたい。そんな思いを胸に、私は今年の夏フィリピンへ飛び立ちました。

今回、私がフィリピンへ行った一番の目的は、マングローブの植樹。フィリピンでマングローブを植える活動をしている、環境NGOイカオアコのツアーに参加したのです。
 
現地語で「あなたと私」という意味のイカオアコは、今回私が行ったフィリピンのネグロス島という島だけで、2010年までに30万本のマングローブを植樹することを目標に活動している団体です。



ところでみなさん、「マングローブ」って知っていますか。
「マングローブ」という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、高山植物という名前の植物がないように、マングローブという名前の植物があるわけではありません。
熱帯や亜熱帯の海岸沿いの海水と淡水が混じり合うところに育つ植物のことをまとめて「マングローブ」と呼ぶのです。 

そんなマングローブ。実は、私が行ったネグロス島では全体の90%以上も失われています。緑豊かに見えるこのネグロス島で、そんなにたくさんのマングローブが消えていたことを知ったときは、驚きが隠せませんでした。そしてその原因が、私たち日本人にも関係していたのです。

S子さんとマングローブ



エビ天、エビフライ、エビバーガー…エビは日本人の大好物です。今日本は、世界でも有数のエビ消費国になっています。
そんな日本人が大好きなエビとマングローブの減少、実はとても密接な関係がありました。

私たち日本人が食べているエビの9割は、東南アジアから輸入される養殖のものです。元々はエビも豊富に獲れたのですが、乱獲により減少。そして、そのエビの養殖のために犠牲になったのがマングローブ林でした。エビの養殖池を作るため、マングローブを根こそぎ伐採したのです。しかし、そうやって作られた養殖池は水の汚染や病気などで5~10年で荒れ果ててしまいます。その養殖池は見捨てられ、私たちが食べるエビをつくるために、また別のマングローブを伐採し、新たに池が作られるという悪循環の結果がマングローブの急激な減少なのです。


実際、マングローブを自分のこの手で植樹してみて、大変さを実感しました。伐採するときは一気にできるし簡単だったかもしれない。しかし、失われたマングローブを元通りにするには、一本一本手作業で植えていくしかないのです。今回このツアーで3回の植樹を行いましたが、マングローブを植えた本数なんと、13500本。これが、全部大きくなるのならいいのですが、台風などの影響で流されたりし、そう簡単にはいかないのが現実です。

マングローブは、ジュースのパックやペットボトルに入っている苗を一つ一つ取り出し、穴を開け、田植えのように植えていきます。ただその作業をひたすら繰り返すのです。炎天下の中、何時間も…と聞くと辛そうだなと思う人もいるかもしれません。

でも私が植樹をしていて、辛いとか苦しい、なんて思うことはありませんでした。それはきっと現地の人たちの存在が大きかったからでしょう。今回現地のガールスカウトの子や高校生たちと一緒に植樹をしたのですが、みんなとてもフレンドリーなのです。疲れているはずなのに笑顔で苗を渡してくれるお兄さん、英語がうまく話せない私のために一生懸命説明してくれるガールスカウトの友達、目がキラキラしていて純粋な笑顔で手を振ってくれる子どもたち。フィリピンの人たちは、私たちより貧しく、生活も苦しいはずなのに、豊かな日本人にはないとてもステキなものを持っていました。そんな人たちにとって大事なマングローブを私たちは奪っていたのです。

私はそのことを全く知らなかったし、このツアーに参加しなければ、これからも知ることはなかったでしょう。フィリピンに実際行くことでたくさんのことを知り、そして考えさせられることもありました。

みなさんは、今自分が何気なく食べているものが発展途上国の人々の生活の犠牲になっている、ということを考えたことがありますか。そう、世界では私たちの知らないことがたくさん起こっているのです。

無人島へ向かう船の上で


いろいろな産業が発展することで私たちの生活はより豊かなものになりました。しかし、マングローブ林の減少のように、その代償は大きくなっています。自然が破壊されることで生態系が崩れたり、地球温暖化にもつながっています。今まで私たちは自分勝手にやりすぎました。今、それを見直し、改善していくことが必要なのです。

“フィリピンに行き、マングローブを植える”ということはなかなかできることではありません。でも日本にいてもできることはたくさんあります。

知ってください、今この状況を。
伝えてください、1人でも多くの人がこ現状を知るために。
そして考えましょう、私たちができることを。

小さなことでも、少しずつでもいいのです。
明日の未来のために、できることから始めてみませんか。

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COMMENT TO THIS ENTRY
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 素晴らしい弁論ですね!!

 この弁論の原稿を読みながら、今夏のツアーを思い出していました。ツアーの中で色々な事を感じ、他人に『できることから・・・』と呼びかけられるのは素晴らしいことですね☆

 伐採するのは簡単ですが、再生するのは難しい・・・。

 これが現状ですが、みなさんの一歩は必ず未来に
繋がります。だから、イカオ・アコは明日も明後日も走り続けるんです(笑)

- from SUZU -

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そうですね。私達がやらなければ誰がやるのでしょうか。そして、誰の問題なのでしょうか。やってやりましょう、私達にできない事はありません。やればできる子なのです。(´_ゝ`)

- from 無糖 -

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みんな、熱いコメント、ありがとう。

無糖さんて、ツアーに参加してくれたムトーさんですかね?

- from よりぴー -

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