ADMIN MENU ≫ | IMAGE | WRITES | ADMIN
日本とフィリピンの友情と共に苗木を育てる 
2014.07.03.Thu / 11:02 
   
緑の地球防衛基金から寄付をもらうことになりました。
その関係で、機関誌にイカオ・アコの活動記事が掲載されました。
そこからの抜粋です。執筆者は現地駐在の倉田麻里さんです。

緑の地球新聞


「あなたとわたし」
イカオ・アコとは、現地の言葉で、「あなた・わたし」という意味です。この団体名を提案したのは、現地法人の副代表を務めるベルさん。名前の通り、私たち日本人とフィリピン人が手を取り合って、活動を進めてきました。

 活動を始めるきっかけとなったのは、戦時中シライ市に将校として従軍していた土居潤一郎氏の呼びかけによるものでした。彼は慰問団の一員として現地を訪れ、残留日系人の貧しい生活を目の当たりにしました。残留日系人の支援活動を始め、30年後ようやく日系人たちの生活も現地のフィリピン人と同レベルにまで上げることができました。そこで、これからは日系人だけではなく、現地のフィリピン人にも役に立つ活動をしたいと、代表の後藤に相談を持ちかけ、後藤は土居氏と共に現地を訪れました。現地の人々と話し合った結果、日本人、フィリピン人だけでなく世界中の人々にも役立つ、環境活動を始めることにしました。

紙面

植林で漁民の生活を守る
 我々が最初にターゲットにしたのは、マングローブ林の再生でした。フィリピンでは、1980年代に行われた大規模な養殖池の開発により、国全体で約7割のマングローブ林を失いました。それにより、海岸線が後退し、沿岸域の居住地が波風の被害を受けやすく、沿岸域の生活環境が悪化しました。マングローブ林が減少したことにより、沿岸での魚介類の収穫も減りました。そこで、我々は、住民組織と連携して、マングローブの植林を始めました。

マングローブの再生は、居住地を守るだけではなく、漁民の生計手段である漁業の振興につながります。グローバルに見れば、地球温暖化の軽減にも寄与します。そのことを住民に教え、共に植林活動を行うことによって、次第に違法伐採が減り、住民自ら森を守るようになりました。

子供たちと一緒に植林
 マングローブの植林をしていて大変だったのは、流れてくるゴミでした。これを防ぐためには、沿岸部で環境教育を行う必要があります。そこで、日本人ボランティアが来る毎に、シライ市内の各所の学校から、高校生・小学生を招き一緒に植林活動を行いました。沿岸に押し寄せられたゴミが美しいマングローブ林に絡みつくのを直面した子供たちは、日常生活で道などにごみを捨てるのをやめるようになりました。この活動を5年近く続けることで、海岸線沿いのゴミはずいぶん減り、マングローブの成長も良好になりました。

マナプラの子供たち


マングローブ林を守るため、上流部での植林活動も
 気仙沼市で、畠山重篤氏が、漁師による植林を始められました。それは、上流部の森林破壊が、沿岸のカキ養殖に悪影響を与えているという直感から来たものです。この運動から、森と海の繋がりについて研究する学問、森里海連環学が生まれました。筆者はそれが提唱されたときに、ちょうど京都大学農学部に所属しており、この考えに深く共感していました。そして、フィリピンでもマングローブ林ひいては、周辺の漁業資源の回復のために、上流部での植林を始めることにしました。

 上流部の村民は、主に農業で生計を立てています。彼らは、悪天候が続いて作物が取れない、急な出費が必要なときには、木を伐って炭を焼き、それを売って急場をしのぎます。上流部の森林は、保護区域として守られているにもかかわらず、破壊されてきました。

 この状況から、現地の村民自ら森林を守り、有機農業によって生計を立てることを目標に、地域の住民を集め、植林の重要さを啓発しました。村民だけでなく、漁師や子供たち、日本人ボランティアと共に植林活動を行う活動を2009年に始め、緑の地球防衛基金さん他、様々な団体の支援のもと、活動を続けています。

 
スポンサーサイト
COMMENT TO THIS ENTRY
   非公開コメント  
日本とフィリピンの友情と共に苗木を育てるのトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール
Ikao Ako Logo

次の世代にもすばらしい環境を残しましょう(^_^)あなたもマングローブの植樹に参加しませんか?


『イカオ・アコ まぐまぐ!メルマガ』
メルアドを入力してボタンを押すと登録できます。

イカオ・アコ

Author:イカオ・アコ

カウンター
月別アーカイブ
CopyRight 2006 星の輝く南の海へ マングローブ隊が行く   All rights reserved.
Photo material by <ivory> / Designed by Il mio diario
Powered by FC2BLOG /