皆さんこんにちは。
今週は、11月7日~8日にかけてフィリピンビサヤ地区を通り過ぎた台風に
関して書きます。
台風は、ネグロスの北の方を通過しました。
私は、シライ市の自宅で待機していました。台風の通過は思ったより早く、
8日の午前9時ごろから停電が始まり午後2時ごろまで強風と雨が続きました。
自宅で避難者のための炊き出しを行い、午後4時ごろ避難所におかゆを2鍋
届けました。シライ市内の大きな木や電柱ががたくさん倒れており、木の
下敷きになった家の屋根が壊れているところもありました。
イカオ・アコ国際協力研修センター内の電柱や木も倒れ危険な状態でした
が、2日間にわたり倒れた木を片付け、現在は通常に戻っています。
翌日バラリン村のマングローブを見に行きました。小屋の屋根がはがれて
いるところがありましたが、橋は無事でした。植林したマヤプシキの木は、
幹の途中で折れているのが何本かありましたが、森林全体としてのダメージ
は少なかったです。現地には、苗木が心配で集まってきたメンバーがいて、
自宅が壊れて大変なのに、マングローブの苗木を優先して守りに来ている
なんてすごいなと思いました。

バラリン村の学校の大きなアカシアの木が根こそぎ倒れており、学校の校舎
に入れなくなっていました。これの復旧には約1週間かかったそうです。

マングローブは根っこが強いので、根こそぎ倒れている木はありませんで
したが、学校の木や庭樹や果樹は根が浅く、倒れやすいことが分かりました。
パタッグ村・ランタワン村では、植えたバナナがすべて被害にあったようです。
また住宅の屋根が飛ぶ被害もあったようです。

日本神社の建物が壊れた写真
1週間後にマナプラ・ビクトリアスのサイトに行きました。プロジェクト
サイトの中ではマナプラが一番台風の目に近く、家や船が壊れているところ
がありました。

家の片づけ等で、マングローブの清掃が1週間滞って
いたため、11月16日にメンバー全員が集まって清掃活動を行い、
すっかりきれいになりました。

ネグロスの中でも被害が大きかったのは、カディス市とサガイ市のようです。
また、両市と結びつきの強い、セブの北の島バンタヤン島も大きな被害が
ありました。食料や水は届けられたそうですが、学校の復旧・島民の収入源
である養鶏場の修復にはまだまだ時間がかかりそうです。
被災地支援に関しては、緊急支援に目が行きがちですが、目先の食料だけ
ではなく、長期的な視点でのコミュニティー復興支援の方が実は費用と
時間がかかるけれども、現地の住民にとっては重要な課題となっていると
思います。
そこで、イカオ・アコでは、現地のNGO、企業と連携して、コミュニ
ティーの復興支援を行うことにしました。現在、支援するコミュニティー
及びコミュニティーのニーズを調査中です。
皆さんからの募金をこの事業に充てますので、ご支援をお願いします。
●ゆうちょ銀行口座からのお振込み:
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