カバンカラン市とは、2012年9月から上流部の植林事業のために、
土木課及び環境課と連携を行っています。
その土木課の課長さんが、このお祭りの実行委員長みたいで、
是非お祭りに来てほしいと誘っていただいたので、
研修センターの研修生やラサール語学学校のお友達とお祭りに行ってきました。
カバンカランのお祭りは、シノログフェスティバルと言って、
キリストの子供であるサントニーニョを祭るお祭りです。
そのメインは、1月の第3週目の日曜日で、
すれ違った人と顔に墨を塗りあうという独特の行事です!

メインイベントの、村対抗のストリートダンスコンテストでは、
ドラム缶や竹を加工して作った楽器の演奏に合わせて、
子どもたちがカラフルな原住民っぽい衣装を着て踊ります。
その踊りのストーリーは、始めは現住民同士が対立していたけど、
サントニーニョが現れて、皆が改心したため、村が平和になったというものです。

そこには、イノシシやネズミや鶏のキャラクターが現れたりもします。
面白かったのは、大きな鶏が出てきて、卵から雛が孵り、
鶏の餌であるトウモロコシのキャラクターが出てきて雛と一緒に踊るというコンセプトの物でした。


この踊りには、キリスト教の精神と共に、農業を大切にするという思いも込められているのです。
シライは海沿いと山沿いが半々なのに対して、
カバンカランはほとんどが山沿い。そのあたりが、お祭りの違いにも表れています。
カバンカランの人たちの農業を大切にする心と、
創造力とエネルギーに満ちた子供たちに感動させられた一日でした。
カバンカランのプロジェクトへのエネルギーをもらいました。
来週は、またカロルアン村にモニタリングに行きます!!
(マ)
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